

新しいアイデア、新しい発見。
かけがえのないこの達成感を
日々積み重ねていく。
プロセス技術開発エンジニア
2001年 新卒入社
N.Sさん
プロセステクノロジーセンター
プロセス技術開発部 エッチング開発課
理工学部応用化学科卒業。
2001年に松下電器産業(株)半導体社へ入社し、
2014年からTPSCoへ。
現在のお仕事内容は?
私は半導体プロセスの中で最も重要な技術の一つである加工技術(ドライエッチング、洗浄)の開発、量産化を担当しています。プラズマや薬液の物理・化学反応を利用し、基板上に堆積した膜を除去することで所望の形状を作り出す技術の開発と量産化です。
デバイスが変われば加工技術に求められる要件が変わります。お客様の様々な要望に対して適切な加工技術を提案します。難易度が高いテーマの場合は、思い通りに進まないことが多く、苦悩する日々が続きますが、解決に向けたアイデアを捻り出し、お客様が要望する理想の加工を実現できた時は喜びと達成感は非常に大きいです。
私の部門は仕事量も多く、質とスピードを求められるので本当に大変ですが、やりがいのある楽しい仕事だと思っています。


この会社で技術者として
働く魅力は?
自分のアイデアを起点に仕事をスタートできるところがこの会社の魅力の一つだと思います。関係部門のエキスパート、スペシャリストも課題解決に向けて一緒に考えてくれます。また、お客様との距離が近いのも特徴ですね。
この会社に限ったことではありませんが、プロセス技術者の仕事の大部分は課題への対応。どういう考えでどのようにアプローチしていくか、どのような技術が効果的かを考え、検証していくことが非常に面白い。ただ課題に対処するのではなく、メカニズムを究明する姿勢を忘れない。
課題を乗り越えるために新しいアイデアが生まれ、解決の取り組みの中にこそ新しい発見があります。
これがプロセス技術者の面白さと魅力でしょう。
実現したい仕事上の目標は?
世界から指名される加工技術集団を作ること。また、開発の立場からは提案の正確さとスピードを大事にしています。
お客様の要望に応えるためのプロセス提案とその正確さ、相談や質問に対する応答の精度とスピード。特に世界を相手にする場合はスピードが大事です。
各企業や国の文化は異なりますが、スピードは企業共通、万国共通であることを複数のプロジェクトを通じて痛感してきました。また、ファウンドリーというビジネスでは、開発に着手したからといってそれが全て量産やビジネスにつながるかというと、そうではありません。
いろいろな事情でビジネスに繋がらないことがあります。仮にその時にはビジネスにつながらなくても、「もう一度この会社と一緒に開発をしたい」と思われる技術開発集団になりたいと考えています。

ある1日のスケジュール
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出社
朝ミーティング -
メールチェック、
スケジュールの確認 -
技術データ確認、
資料作成 -
PJミーティング
(PJ進捗、課題の共有) -
昼食
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メールチェック、対応
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チームミーティング
(進捗確認、フォロー) -
課題検討ミーティング
(要因、対策の検討) -
技術データ確認、資料作成
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明日の準備
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帰宅
キャリアパス
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大学では応用化学科、応用物理化学研究室で無電解めっき技術を研究。
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デバイス系のモノづくりがしたくて、半導体部門がある会社に就職。3年弱の工場での業務経験後に、300mm工場の立ち上げプロジェクトに参画。
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半導体プロセスエンジニアとして更なる成長を目指してTPSCoに入社。CMP工程を中心に、プロセス開発/改善、設備選定・立ち上げ、設備改善、新規材料導入、コスト削減と幅広い仕事に従事。
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海外のお客様との仕事で、我々が経験したことのない複雑な構造体を作る加工プロジェクトをリード。柔軟性と猛烈なスピードが求められるテーマで、強烈なプレッシャーにより技術者としてもマネージャーとしても、とても鍛えられる。
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エッチング開発課の責任者として異動。多様な半導体プロセス技術の開発と量産化を推進中。
学生へのメッセージ

OTHER
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