

世界中の機器のキーパーツとなる
半導体製造に関わる誇りを胸に
生産プロセス・設備エンジニア
2017年 新卒入社
R.Sさん
マニュファクチャリングセンター
生産プロセス技術部 魚津デバイス技術課
2017年 理学部地球科卒業。
現在のお仕事内容は?
半導体は、複雑な要素工程を数十~数百回繰り返すことで完成品となります。数十ナノメートルの世界では完成後にその1つの工程の配線やホール、膜の崩れや傷等の不具合を見つけることは極めて難しくなります。
そこで私の仕事は、製造途中の工程で高度な検査を行い、素早く不具合原因を特定し、改善に繋げることです。
半導体に関する知識はゼロの状態から5年目。入社してから同じ部署に勤め2〜3年目でやっと自分の業務のことをわかり始めました。


この会社で技術者として
働く魅力は?
初めの頃は上司に教えられて「作業」としてやっている感じがありました。どうしてこれをやってるんだろう?と不思議に思うことも。いつまでやり続けるのだろうとか、そういう「疑問」をそのままにせずきちんと質問する。すると意外とやり方が間違っていたね、と改善してくれる場合もあるし、疑問に答えてもらうことで自身の勉強にもつながる。
とにかく先輩方が優しく、後輩の話を聞いてくれるいい環境が整っています。
実現したい仕事上の目標は?
検査を行っていると製造途中の半導体を見ることができます。この工程で異物が付着するとこんな見た目になるとか、傷がつくのはこの工程しかあり得ないとかプロセスフローを学びながら検査を重ねます。製造開始から通過する工程が多ければ異物が入り込む可能性が高くなります。
私はこの「見つけ出す」仕事を気に入っています。推理、推測、どの過程で起きたことかを見つける目を養うこと。エンジニアの醍醐味かもしれませんね。
私の担当している業務は「まるでお医者さんのよう」と例えられたりします。検査から不具合を見つけ出す名医になって、地元富山で作り出される半導体を、もっと世界に知ってもらえるようになれたらいいなと思っています。

ある1日のスケジュール
-
出社
メールチェック
異常有無確認
スケジュール調整 -
朝の課内ミーティング
-
係内定例会議
-
欠陥検査結果の確認
・データ分析 -
昼食休憩
-
メールチェック
-
検査装置を使って、
異常の状況確認および
要因調査(クリーンルーム) -
資料作成
メールチェック -
帰宅
キャリアパス
-
理学部 地球科学科専攻。地震予測に使うため、含水岩石に高圧を与えて物理特性(弾性波速度・電気抵抗値)の変化を研究に励む。
-
「半導体とは?」の基礎から、エンジニアとして半導体の製造技術をOff-JT、OJTで学ぶ。
メンターの先輩から指導・アドバイスを受けながら欠陥管理業務の担当に。 -
メンターの先輩の元を巣立ち、欠陥管理業務担当者として欠陥(異常)の特定・原因究明・改善対策までできるように。とはいえ、奥が深い半導体製造技術。諸先輩に指導やご意見を頂きながらインテグレーションエンジニアとしてまだまだ成長中。
学生へのメッセージ

一緒に世界から選ばれる半導体製品を作りましょう!
OTHER
その他インタビュー